『patisserie Sadaharu AOKI paris （サダハル・アオキ）』

GW のもう一軒は H子のリクエスト
『patisserie Sadaharu AOKI paris （サダハル・アオキ）』   
私が paris で行こう！と思い続けていたら日本にさっさときてしまいました・・・
それも大好きな 『La maison du chocolat　（ラ・メゾン・デュ・ショコラ）』 の横に
白を貴重にしたお店は大きなカラーの花が飾られたスタイリッシュな感じです．
お花代すごいだろうなぁ・・・と思わずにはいられない．
それにしても抹茶を用いたものが多くみられ，海外から日本をみてる視点なのでしょうね．
杉野シェフにはない材料です．

さて今回は二人で頼んだものは
ポワール・キャラメル

タルト・シトロン，エクレール・セザム・ノワール

飲み物は紅茶（サダハル・アオキ特選みたいなの）

いつも伊勢丹とかでこのケーキは見ていて，エクレアは気にはなっていました．
タルト・シトロンは二人とも好きケーキなので注文．
ポワールはH子セレクトです．
エクレア・・・私には甘すぎる・・・
タルト・シトロンにいたっては口をそろえて出たのは
「やっぱり，新宿伊勢丹にあったバビントン（黒い猫の絵柄でイタリアのお店）がいいよねぇ」
「イタリアに行かないともう食べられないのか・・・」
「どうしてなくなっちゃったんだろう」
バビントンを知っている人たちの必須的会話です．
タルト・シトロンを食べるたびに懐かしくて食べたくなる・・・
ポワール・キャラメルは 3 つのなかではおいしかったです．

さていつも辛口なことは書かないようにしてるのですが，今回ばかりは書いてしまいます．

注文してしてからケーキが別室に運ばれていきました．
冷やすのかと思いきや別室の作業台で 5 分以上滞留したものを出してきたのです．
HIDEMI SUGINO では考えられないことです．
HIDEMI SUGINO ではケーキはお皿とともに冷やされて出てきます．
ある温度になるとムースが崩れるということもありますが，ケーキごとの特徴を把握して
ケーキの温度管理にはかなり注意をはらっています．
私が話に夢中になってケーキを数分放置してしまい，それを見ていたお店の方が
おいしくなくなるからとさげ，もう一度適温で出てきましたから
それくらいの管理が必要なんだと思うのです．
ましてや今回のポワールは上がキャラメリゼがしてあったのでキャラメリゼにはパリッと感が
欲しかったですし，それに絶対冷えているほうがおいしいと思うのです．
あの別室の作業は見せないのがいいのではないか，と思ってしまいました．
私が見なきゃよかったのか・・・
そして，お店のパン系の商品の陳列 （H子が指摘）．
人が歩き回るところでなんにもかぶせずに並んでいたら購入する気にならない．
ごもっともです．
あまりおいしそうにみえなかったなぁ・・・もうちょっと焼き色がほしいって感じです．

家に帰ってこの話をすると，いつものように
「文句をいうならほかのお店に行くな！」と家族にいわれます．
 「ほかのところにいくからよさが認識できるんじゃん！」
わかっているんです，家族の指摘．
自分自身も戻る場所が　HIDEMI SUGINO　しかないということを．
でも言い返したいから言い返す．図星だからこそ言わないと気がすまない！

で，その数日のGWに行きました HIDEMI SUGINO にイートインで．
ボレロ （3 分の1 ずつ分けて）と　
　
ジオメトリー を食べに．
ジオメトリーは，ピンクグレープフルーツの実を手でほぐしてムースをつくります．
そのムースは円柱形で，円柱のなかに正方形の濃いミントムースがはめ込んであります．
底にはチョコのビスキュイ．
ピンクグレープフルーツ独特の苦味とミントのさわやかーな味が突き抜ける．
味とともにムースの食感がシュワワワワーってところにビスキュイ．
この味と食感のハーモニーがたまらない！
このハーモニーは杉野シェフのケーキの縦にフォークを上から下まで入れて食べるからこその極意．
これだからあっという間になくなるし，もうひとつ！といいたくなる．
イートインケーキの魔力・魅力
と以前書きました．
今年は全体的に味がはっきりせず水分が多く感じられました．
でも日によって違うからまた食べたら変わっていることでしょう．
少しずつ衣替えをしているようでまたまた楽しみの HIDEMI SUGINO です．
先日，ボレロはイートインになってしまいました・・・
NEW では，べーキャライブ，ミスアルビニオンでしょうか？
いずれ紹介しますが，リッツと京都のあるものの次に紹介します．

　
とある日のケーキの全貌・・・
ブルーベリーもフランボワーズも落ちていない完璧なタルト・フリュイ

 

コメント 4

パリ在住のお友達がパリでは抹茶ケーキが大流行と去年言ってました。
ケーキよりも紅茶が入ってるとおぼしき　鉄瓶？が気になるわたし。
ｈｋさんの辛口の基準点がHIDEMI SUGINOですからねぇ。
わたしなんて話半分にしておかないとなりません。
by バニラ (2007-05-28 22:41) 

なんであんなに抹茶があるんだ！とげんなりな気も・・・
バニラさんと同じようにH子もケーキより鉄瓶が欲しいなどとといってました．
その1週間後ぐらいに偶然某大手デパートで同じ鉄瓶が5000円で売られているのを発見！しました．

HIDEMI SUGINO はイートインだとケーキの温度管理がいかに大事なのかがよくわかるのです．が，もっとその醍醐味を味わうにはアントルメがいちばん感じられるかもしれない．けど，いまはそれが叶わない？！といったのが残念かもしれません．
お店のほうもこのごろは落ち着いてきて雨の日はケーキが並んでいるのが見られるそうです．
今日は私の友達がわざわざシシリーとアラビックを食べてきたと報告してきました．
by hk (2007-05-31 18:52) 

こんばんは！
ｈｋさん、十分あなたもすごいですよ、^^;
しかも相変わらず高級品ばかり、、

そうそう、ＡＯＫＩさんの抹茶エクレアは大人気らしいよね
ちょっとグリーンが他のお店のものよりも鮮やかでうまそうにみえますが、、
未体験。。くそ～

ＨＩＤＥＭＩＳＵＧＩＮＯ愛は十分に伝わりましたよ
そして、バビントンもちろん知ってます。
新宿はいつも行列でしたよね
私は相模大野の伊勢丹でよくお茶したな～
うわあああ、大昔だ、確かに！懐かしいですね
by あじゃ (2007-05-31 22:24) 

あじゃさん，こんにちは．
コメントのしようにちょっと戸惑いを感じています．
高級品という言葉が・・・
なんでもそうですが上を見たらキリがなく下を見てもキリがない．
その人がそれで満足できるものであればなんでもいいと思います．
ただblogはなにかのときに誰かの役立ってくれる情報になればと思ってますがどうなのかなぁ・・・

バビントンを知る方がいてくれて嬉しいです！
いつも行列でしたでした！
制服で平然と並んでいつも食べに行ってました．
HIDEIM SUGINO 愛は読んでくださる方々に呆れられるのを通り越して病気だな・・・くらいに思われているんでしょうねぇ～すみません
by hk (2007-06-02 17:34)