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『オーボンヴュータン (Au bon vieux temps)』 [洋菓子]

GW に行ったケーキ屋さんのひとつ.それは
オーボンヴュータン (Au bon vieux temps)
そう フランス菓子の大御所 河田勝彦さん のお店.

私のお目当てはケーキではありません.
ケーキは HIDEMI SUGINO命 ですから

でもケーキ屋さんに行くからには食べないと・・・とこのようなケーキをいただきました.
 
でもケーキを選ぶことより私はアイスクリームやソルベに気をとられ・・・

ケーキよりもこのソルベ盛り合わせを先に注文した次第です.
このほかにトマトとアーティチョークのホワイトソースで仕立てたお菓子ではないタルトをいただきました.
これは美味でした!
イートイン場所のうしろのカウンターの上に置かれています.

私のこのお店のお目当ては・・・コレ
フランス語で バルブ・ア・パパ
日本語は 
パパのひげ

 

 
そう,綿菓子(綿飴).
ピンクはイチゴ味,オレンジはオレンジ味,緑はミント味,黄色はレモン味.
私はミントとレモンを食べました.
きちんとその味のするおいしい綿菓子です.
実はこのほかにもう一種類 紅色があったのですが,
電車のなかで日本に観光にいらしていたアメリカ人の方が不思議そうにこれらをみて話をして
いたので,日本の思い出にとどうぞと渡しました.
コンフィズリーといってもわからなかったのでフランス人ではないなぁと思ったら
H子 が 「ジーンズにあのマネキュア,装飾品のつけかたはアメリカ人よ」
長いこと海外に行っていただけあるのと眼力はたしかだから納得です.
ちなみに綿菓子は英語では Cotton candy ですね.
とはいえ,歩くところ歩くところでいろんな方たちの視線をバシバシ感じました.
 「オーボンヴュータンで売ってるのー」
と何度いいたかったことか・・・

遊びすぎたら

お家に着いたときは縮んでしまいました・・・
でも味に変わりはありません.
このミント味はスーッとしてミントって感じです.


つまり,このような コンフィズリー=砂糖菓子 に
河田さんは凝っていらっしゃるとお聞きし伺ったのです.

 
このような夢のあるお菓子のあるお店ってなかなかないのでとてもみていて楽しかったです.
ただ,どうして店員は男の人しかいないのか,そしてあんなにいるのか・・・謎だわ
 


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『L'OSIER (ロオジェ)』 [洋菓子]

『L'OSIER (ロオジェ)』
私がいつの日か行きたいと願っていたレストラン
その思いはかれこれ 10 年以上になるだろうか・・・
その想いが今月実現した.

L'OSIER (ロオジェ)=柳 
階段・エントランス・エレベータなど至るところにお店の名前にちなんだ柳のデザインが
ほどこされている.
モダンアートとアートデコが調和されたレストラン

左利きの私のことに配慮してくれた 3 つ目のレストラン
料理・雰囲気・サービスはやはり長年培った重厚さ

「よい週末を」と声をかけてくださる支配人

相手には決してなにひとつの汚点はない

「3 か月お待ちいただいた甲斐がありましたか?」
その答えに戸惑った.現に答えられずに黙ってしまった・・・
そう私が求めていたもの,それは
前シェフのジャック・ポリーさんと岡村尚之さん(デセール)の 『L'OSIER (ロオジェ)』
あのときにどうして行かなかったのか・・・本当に後悔している
今回のことでは勉強になった.
やはり行きたいと思ったときに行こうと.
そして私は重厚さよりも明るく食を楽しむ場所が好きだということもわかった.
きっと年を重ねて 『L'OSIER (ロオジェ)』
の重厚さを感じられるようになったらまた行こう.

私が 『HIDEMI SUGINO』 に出会う前に大好きだった  『L'OSIER (ロオジェ)』 
『L'OSIER (ロオジェ)』 のケーキ販売がなくなり,路頭に迷った頃  『HIDEMI SUGINO』
に出会った.すべては運命だったのかも?!
そんな Horikyo's L'OSIER Collection を少しご紹介.
 
     

                  
本当にイチゴのショートケーキが大好きで,イチゴの季節になると買いに行くのが楽しみでした.


そして今回のお土産.ほかにマカロンもありましたが好きじゃないのでいただきませんでした.

今日は日本橋の高島屋に寄ってから帰りました.
そうホワイトデーの前日のデパ地下は異常なほど異様な光景・・・
こんなにも男が Sweets 売り場にいるんかい,と.
そんな日本橋高島屋のなかで 『オークスハート』 でフルーツビネガーをかごに入れて買う男の人を発見! 私の勝手な判断で彼はいいセンスだと思いました.
そんな私の買い物はお靴とコレ
 
  洒落たネーミングは忘れました・・・リンゴ(奥)と桜(手前)の 『FAUCHON』 のエクレア

 次はやはり今ケーキが食べられる感謝を込めて 『HIDEMI SUGINO』
です.


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ロールケーキ 『OGAWAKEN (小川軒)』  [洋菓子]

一流シェフのとっておきロールケーキ

一流シェフのとっておきロールケーキ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
私がロールケーキをつくるお手本の本です.
このシリーズ大好きなんです.
そのなかでもいちばんのお気に入りが
 『OGAWAKEN (小川軒)』 の小川忠貞さんのつくる ショコラスフレ 
このロールケーキの特長は,小麦粉は使わず卵と砂糖で成り立っている生地にカカオマスとココアパウダーを入れて
湯せん焼きにしてあるところでしょうか.
それと生地の泡立て後からは手で混ぜる,つまりは手が道具になることも.
なにしろロールケーキは卵黄+卵白をリボン状に泡立てる工程に時間がかかるかかる.
ここが手を抜けない第一関門.
そして次にココアパウダーを入れるのはいいのですが,その次にカカオマスを細い筋状に流し入れるのがたいへんな第二関門.誰かがいないとたいへん!温度でダマができちゃうのです.
そしてメレンゲをのの字に泡を消さないように混ぜるのが第三関門.
だいたいこの時点で今日の仕上がり具合がわかるようにはなりましたが・・・
そして 18 分の湯せん焼き後に 2 分フツーに焼くのですがこの湯せん工程が面倒で第四関門.
最後の関門はそう巻くこと.巻くのって簡単そうですんごく難しい! 生クリームの塗り方も気をつけないと出ちゃうし・・・
で,久しぶりの Horikyo's ショコラスフレ です.

なにしろこの小麦粉を使わない生地は口溶け具合がなんともいえんのですよぅ~
自画自賛 
ちなみに砂糖は とれはのいのち のトレハロース.
写真右は小麦粉を使う場合のロールケーキ用小麦粉 特宝笠 です.    
 
カカオマスは有名どころのはいろいろと試してみました.
100 %のよりも 70 %くらいがいいですね.
と,材料にいろいろ凝るとキリがなくなるので,それが困りもの.
行き着いたのは, LE CHOCOLAT DE HArriba (アリバ) エクアドル 72 %
深みのある苦味がこのロールケーキにはいいんです.
だからってここのチョコレートがいいわけじゃあないですのであしからず.
  
そして今回はついでにコレも焼いちゃいました.ひとつもふたつも同じですから
 
バナナシフォン.でも人さまのお家のお土産に行き,我が家には写真の残像だけ・・・
また焼けばいいことで.でも今度はもう少し暖かくなったら焼こうと思います.

とはいえ,作れない人でも買えることを紹介しないといけませんね.
 この子たちが正真正銘 『小川軒』

  
新製品の 小川軒ロール             そしてこれが ショコラスフレ です. 
買うとどうしても甘いのが難点で・・・そうすると自分で作るのは調整できるのがいいのです. 
小川軒ロールだと京都のとある京都のロールケーキがいいかも

次はショコラスフレをアレンジして Horikyo's 抹茶スフレ にTry
してみようと思っています.
本に忠実に作るのはつまらないので・・・これこそ作る醍醐味?!
 

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『La maison du chocolat (ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』 [洋菓子]

なにを書こうかなぁと悩みましたが・・・
時期的にタイムリーでいままで紹介しなかったものと
いうことで
Horikyo's No.1 chocolat
それはコレです.

 
『La maison du chocolat (ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』 の プレーントリュフ
 
この箱を開けると,そのショコラの香りに酔いしれてしまうくらい香り高いショコラです.
口に入れると,カカオパウダーが広がったかと思うと,なかのショコラがなめらか~にトロトロとろけるうっと~りショコラです.このとろけ具合がなんともいえないんです.
写真右はコニャック風味です.リボンの色とかたちで区別して下さいね.
(従姉はこの箱をみたとき 「エルメスのパクリ?!」
といいました・・・うん,たしかに)
そしてその兄弟たち スクエアトリュフ

微妙に色がちがうでしょ? 
上から右回りで,プレーン・キャラメル・アプリコット・カフェ風味です.好きな順番もこのとおり.
このスクエア,裏のご夫婦がおフランスに行くというのでフランス限定のをお願いしたんです.
ですが,お土産にいただきまして・・・あげくにこーんなにも
 
ドリンク用のショコラは 「日本にこれからくる前に買ってきたのよ」 といわれた貴重品でした.
それ以来,ショコラドリンクはこれでしょう,でしょう.
ただマニュアルどおりにつくると鼻血が出そうなので牛乳多めでショコラ・オ・レで作ってます.
板チョコはロールケーキ用にともいただき,もちろんロールケーキを作ってもって行きました.
本当にありがたい記憶に残るお土産のひとつです.
でもこのお店のいちばんはボンボンなのです.
厳選したレーズンを年代もののラム酒に漬け込んだもので,豊かな香りとやさしい口当たりで感激ものの一品.のはずが,私は苦手でまだショコラのわかる大人の域に達しておりません.
んなことはおいといて,ここからが本題.
このお店の主
Robert Linxe (ロベール・ランクス) さんは,今日のフランスのショコラを世界のトップに導いた方です.現在77歳くらいでしょうか.
ある記事を読んだところによると,彼は質が高く,品のよいショコラトリーのお店をもつことが夢だったそうです.けれど当時のフランスにおいてショコラづくりは職人的な仕事で,パティスリーに創造性は必要ないという,かなりショコラに関する意識や認識が薄くて低かったようです.そこで彼はスイスの製菓学校で学び,パリに戻ってきたのです.が,やはりその状況は厳しかったようです.

そんな彼にも 1977 年にコンサートホール 『サン・プレイエル』 のはす向かいの物件を見つけたことで転機が訪れたそうです.音楽をこよなく愛す彼はそこに自分の夢を実現させるショコラトリーを音楽文化とともにオープンさせた.そして彼のショコラはその夢とともにフランスで認められ,いまやフランス食文化のひとつとなったのです.
そしてここ数年の日本のいまのショコラブーム.
彼がいなければショコラはどんな道をたどっていたのかと思うと・・・本当にありがたいものです.
そのいくつになっても果てしない探究心にあふれる創造ショコラは
私に 「おいしいね」 の笑顔を与えてくれる
ショコラティエでありショコラです.


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『KAISHINDO』 その参   [洋菓子]

みなさんがクッキーやケーキなどの洋菓子を口にできるのは,この方たちのおかげでは?!
日本に洋菓子を広め,日本人に合うようにしてくださったのが
『KAISHINDO』 の初代 村上光保さん,その二代目・三代目の村上二郎さん.
ことに抹茶を洋菓子に初めて用いたのはこのお店といわれています.
この方たちの努力があってからこそいまの洋菓子があると思うと
sweets 大好きな私は手を合わせずにはいられないほどありがたいお店です.

だからこそ一年に一度の楽しみにしているのです.
“みかんゼリー” の日がクッキーを受け取る日,
そして次の年の予約をする日なのです.

そのクッキーの全貌を紹介します.
クッキーの包装紙はこのようになっています.


 なかの包装は “みかんゼリー” と同じ
その中身は・・・
 
このピンク色の缶が 『KAISHINDO』 です!!! カワイイピンクでしょう?
この缶を見たら ピーン! とくる方いるはずです.
いろんな種類のクッキーがあるでしょう.
クッキーの種類はコチラ ⇒ http://www.kaishindo.co.jp/shohin/cookies.html
私が好きなのは,緑色の抹茶メレンゲと薄茶のココアメレンゲ,チョコレートサブレとチーズ,カレー
サブレも好きです.
といいつつ全種類もちろん食べます.
KAISHINDO さんのクッキーのいいところは,いろんなスパイスを上手に使い,
飽きのこないかたちが缶いっぱいにびーっちり入っている充実ぶりでしょう.
クッキー自体も
歯ごたえはもちろんのこと,なんだろう乾いた感じがほどよくてなんとのもいえないのです.ふにゃってるクッキーより歯ごたえがあるほうが私は好きなので.
ただたくさんは食べられないんです.少し甘いから・・・私には
でも本当に真摯にものをつくるということはこういうことなのか・・・とはいつも感じます.
紹介制でしかつくれない所以も納得です.大量生産はかなり不可能でしょう・・・
でも併設する 山本道子さんのお店 では,
同じピンクの缶に入った同じようにつくられた数種類のクッキーやメレンゲが手ごろに
買えます.
本などによく載っている,抹茶のメレンゲとクッキー,チョコレートのメレンゲとクッキーはもちろんのこと,ゴマステックのクッキー,チョコレートステックのクッキーはきっと差し上げたりすると喜ばれることでしょう.

ちなみにお店は麹町・番町エリアにあります.歩くと四ツ谷ですし・・・
このエリアは, 『KAISHINDO』 はもちろんのこと,案外いろいろとあります.
私が大好きなパン屋さんの 『シェ・カザマ』 ,いまのようにいろんなケーキ屋さんがなかったころここの存在はありがたかった
 『パティシエ・シマ』 ここのクリーム・アンジュはみなさんも知っていらっしゃるでしょう.ほかにも名店が数店あります.
このエリアは手土産エリアといわれるのがわかります.

いつの日か今度はケーキを紹介します.


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『KAISHINDO』 その弐   [洋菓子]


A HAPPY NEW YEAR !
I WISH YOU HAPPINESS.
HAVE A WONDERFUL YEAR !

ということで,今年もお付き合いのほど,よろしくお願いいたします.
今年は昨年以上にコメントも更新もできないと悲観的な展望が・・・でも頑張るぞ!!!

さて年初めはやはりコレでしょう.
以前紹介した 『村上開新堂』その壱 のつながりです.
となれば・・・『KAISHINDO』
今日はそのひとつ “みかんゼリー”
年に一度のお楽しみのひとつです.
これは,一年に 2 回だけ作られる 『KAISHINDO』 の貴重なゼリー
お正月のための大晦日と 12 月初旬に作られます.  
今年は昨年より 1 週間遅い 12 月 14 日でした.

このような包装紙で
包装紙をとると・・・またまた真丁に包装が

そしてなかはカワイイみかんたちが 6 つ入っています.


これをとりに行き,見ると いよいよ 12 月か・・・ と思う季節の洋菓子

 
みかんをひとつひとつ本当にご丁寧すぎるほどキレイにくり抜かれ,
(どうしてこんなにキレイにくり抜けるのかが本当に不思議でならない)
この果実から絞った果汁をゼリーにしているそうです.
この食感が普通のゼリーとはかなりちがうんです.
ブヨブヨしてるしっかりしているゼリーで,思わず初めて口にした次の日に電話をしてしまいました.
「何で作られていらっしゃるんですか?」
「普通のゼリーとおなじ作り方でゼラチンですよ」
あの謙遜した話し方のなかに自信溢れる思いを感じました.
ここの商品は本当に真摯にものをつくる思いを感じるものが多いので年末年始を飾るのに
絶品の品です.
そして次は,いよいよその王道クッキーの登場です!


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『オ・グルニエ・ドール』タルト・オ・ポンム [洋菓子]

一年に一度のお楽しみのお取り寄せの品
それは,

西原金蔵さんのお店
『オ・グルニエ・ドール』タルト・オ・ポンム(リンゴのタルト)
直径 30 cm はあるでしょうか・・・


数年前に京都で食べてからのお気に入りで毎年同じ日に届けていただいてます.
このリンゴのタルト,そのときにいちばんおいしい時期のリンゴを使います.
9 月は青森津軽の津軽,10~12月前半は長野の紅玉,12月後半は長野のサンフジ.
でも私は紅玉がいちばんお菓子に適していると思っているので11月に頼みます.

金蔵さんの魅力は,タルトの生地にあります.
ふつうサクッとしているのが特長と思われていますが,
これは湿っていてもおいしく感じられるのです.
そしてそして上のリンゴたち.

『生クリームをくぐらせた薄切りのリンゴをタルトの生地の上に直接並べて,バターと砂糖をのせて
オーブンで焼くと,オーブンの中でリンゴの水分とバターと砂糖が沸騰していっしょになって,そのおいしさがタルトの生地にしみ込んでいきます』

と,金蔵さんの奥様が電話で伺ったときに教えてくださいました.

このタルトには食べ方のハガキがついていて,
1 回目 そのときにおいしいリンゴを楽しんでいただけるようにそのままで
今年は少し冷蔵したら塩味が前面に出てきてしまい,いつもと違うなぁ~と感じてしまいました.

2 回目
 
オーブンで少し温めてアイスクリームを添えて食べて下さい
,と.
食べたら,コレコレとやっと納得.
(すいません・・・盛り付け画としてはまったくよろしくないセンスで)
この2 回目がとってもおいしいんですよ・・・
ハーゲンダッツのこってりバニラアイスクリームをのせて
冷た~いアイスと温かいリンゴの酸味と飴状の表面のブレンドがなんともなんです!

いまの時期お土産にも喜ばれることと思います
.是非に!
今年は叔母に食べてもらおうと思っています.

さて,金蔵さんですが,彼はフランス料理界で有名なジョエル・ロブション氏と並び称された
アラン・シェペル氏のもとでシェフ・パティシエを務め,私の大好きだった 『ロオジェ』 のシェフ・
パティシエでもありました.
独立して京都の錦市場の近くにお店を開きました.
『HIDEMI SUGINO』 のスタイリッシュで芸術的なのとは対照的なお店です.


ケーキ自体もそうでしょう.
 

 

けれどこの 2 人には共通点があるのです.
 その日に作って売り切る
大事なことです.
以前ですがお店の方が,杉野シェフと金蔵さんはよくお電話でお話しているとおっしゃっていました.
そうそうグルニエ・ドールって金の蔵っていう意味なんですよ.

なかなか行かないし行けないけど,京都に行ったら行きたいお店のひとつです.

まったくもって余談ですが,
K ちゃんは関西に出張に行くたびにこのお店によっては携帯でケーキ画像を送ってきます・・・
いくつ食べてるのー,毎日行って仕事しろーと思っては羨んでいます.
絶対にお店の人に憶えられているはず! 

私も行きたい・・・チョコレートのミルフィーユみたいのが食べたいのです!
名前ど忘れしました.

*********************************
今日は,毎年恒例の築地市場巡りへ
この日のお話は今月中にしたいですが,
今月は 『KAISHINDO』 の年に一度のお楽しみがあるので悩みどころです.


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『Patisserie SOURIRE (パティスリー スリール)』 とノン&ライ [洋菓子]

H子のお家の次は Mちゃんのお家へ
このところお宅拝見モードです.

どうして人さまのお家はあんなにきれいなんでしょうねぇ~

今日のお宅訪問のメインはケーキではありません.
ノン(上)&ライ(下)ちゃん です.じゃーん!
 
ノンちゃん,超カワイイフェイスです.カメラ目線で悩殺か・・・

ライくん,ちょいと無駄な動き多し.おもちゃのネズミを見ています.

二匹とも子猫なので走って動いてます.すると・・・

ほかの大きな猫ちゃん(2 匹)の餌をひっくり返し・・・ノンちゃん,鰹節かぶりました.
ライくん,人の餌も食べてしまうほどの食欲なので食べにきました.
ほかにもビーグル犬のリグにも会いました・・・ベロベロです,私無理
でも久しぶりに動物と遊んだ楽しい一日でしたよ.ありがとう.

*****************************

ということで,この日 Mちゃんに頼んだこと,それは

『Patisserie SOURIRE (パティスリー スリール)』のケーキを食べたい!

『Patisserie SOURIRE (パティスリー スリール)』 『HIDEMI SUGINO』 に出会う前に私が大好きだった 『ロオジェ』 のパティシエをしていた岡村尚之さんのお店です.
 『ロオジェ』 はケーキを資生堂パーラ銀座ショップで唯一売っていました.
そこの “ガトーフレーズ(ショートケーキ)” がいちばん大好きだったんです.

Mちゃんに頼んだものは,その味と似て否なるものかを確認するべく
“ガトーフレーズ(ショートケーキ)” 
 

本でよく紹介されているタルト(今回は洋梨)


しかし今回いちばん食べたかった “アリアンス”
と行きたかったが,まだ暖かい時期なので作っていなかった・・・
彼の泡のムースマジックが食べれると思ったけれど残念!
ココナッツとキャラメルのムースです.

ほかには
 チョコレートのムース

 ルバーブのタルト

 アプリコットとナッツ系のムース

お土産に
“ケーク・カラメル”

洋酒がきいている大人のケーキ.お酒が好きな人には喜ばれること間違いなし!

やはり 『ロオジェ』 時代とは違う のが率直な感想.当たり前なんですけどね.
ことガトーフレーズは本来ならこの時期にはあるはずないのにあったことには驚きました.
資生堂パーラー時代と独立するとなれば短所長所があるのが当然ですからしょうがないですね.
変わらないのは,彼のスタイルである長方形の細長くカットしたケーキがあったこと.
シャープな近代的なかたちで杉野シェフと同じで縦に切って一口の世界を表現する.
きっとこれからの時期が彼の世界のみせどころなのかもしれません

そしてケーキを見て,彼は
地元で愛されるケーキ屋さんを目指している
そんな気がしました.

次回は幻の  『ロオジェ』
かやはり大好きな 『HIDEMI SUGINO』 ケーキ№11を紹介します.


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『A TES SOUHAITS (アテスウェイ)』 [洋菓子]

親友H子のお家に行ってきました.

どうして人さまのお家はあんなにキレイなんでしょう・・・


親友の彼女から書きものを頼まれたので行かなければなりません.
それに彼女に連れて行きたいお店もあるといわれていたのでそれも楽しみで・・・でも
「それ(頼まれごと)をしないと連れて行かないわよ」
ノタノタしてると
「早くしないと売り切れちゃうよ~」
「えーっ」
こんな問答のくり返しの末・・・やっとおやつの時間を過ぎたあとに行けました.

『A TES SOUHAITS (アテスウェイ)』
このところメディアにとりあげられているパティシエ 川村英樹さんのお店です.
ブルターニュ地方で修行をし,そこで得たものを少しずつお店に出していこうと思っていると
3 年前に記事で読みました.
場所は東京女子大学の前にあります.駅は西荻窪または吉祥寺がよいでしょう.
私は西荻窪からお散歩しながら行きました.

お店に入ると人がいっぱい!
夏なのに茶系の多いケーキ屋さんです.

パッと見て選んだのはコレ
 “洋梨とバナナのショートケーキ”
杉野ケーキにはないショートケーキということとバナナ.ないものねだりになりますね,どうしても.
クリームが軽いショートケーキ.この時期イチゴではないところは気に入りました.

本を見てずーっと食べてみたかったのは
 “アシデュレ”
ライム風味のホワイトチョコレートのムースのなかにパッション,マンゴ,野いちごのクリームが入っています.
うえにはドーム型のホワイトチョコが.そのうえに光る滴ヌートル.
甘い・・・そしてなかを見るため縦に切ると・・・杉野シェフには怒られると思います.

そして
 “アップルパイ”

以上を外のテラスでイートインしてきました.

そしてテイクアウトしたのは,H子からいただいて行ったら買おう!と思っていた
このお店でいまいちばん大好きでお気に入りのもの
 “ガレットブルトンヌ”
ポロッとした食感に粗塩とバターの味のある焼き菓子.
模様はブルターニュのシンボルマーク クレープの絵柄です.
これは美味しいと思います.

さて 1 回しか行っていないので味がどうのこうのいうつもりはありません.
ただやはり杉野シェフとはケーキを比較をしてしまう自分がいるんです.
杉野シェフはケーキの外観のキレイさはもちろんのこと,
切ったときの断面の緻密でキレイなのは群を抜いている!
そしてそこにはその素材の味を上手にひきだす術も備えていますからね・・・
もう困ったものです,こうなると.
挙句の果て始末が悪いのは,

ほかのお店のケーキを食べるとどうしても杉野シェフのケーキが食べたくなる病

にかかること.だから家族には

ほかのケーキは買わない食べない

といわれる始末です.
たしかにそうなんです.
私の大のお気に入りで不動のいちばんは 『HIDEMI SUGINO』 なんです.
親友もこのことを心得ています,だってここに来る前に連れて行っちゃったから 
このときの 『HIDEMI SUGINO』 に親友を.彼女も気に入ってくれました.
だから皆さんケーキにおいては察して下さいね.
とはいえ 『アテスウェイ』 にはまた行かなければならないのです.
なぜならブルターニュで学んだクレープをどうしても食べたい!から
オールマイティーじゃなくてもそのお店の好きな一品があれば見つけられればいいんですから.


さてこのほかに行ったお店はパン屋さん
“Soleil (ソレイユ)”

ここのテイクアウトできるお薦めを買ってもらいました.
マロンパイは渋皮付の栗がまるごと 1 個が パイに包まれ一口サイズでカワイイんです.
ほかのはあまりほかのお店で食べたことのないようなものでほほぅ~の域です.
小さいこじんまりしたカワイイお店.
近くにこんな可愛くておいしいパン屋さんがあるのがうらやましい・・・
ざっと店内を見ると,自家製バターやレバーペーストなどを売っているのでただものではなさそう.
ホームパーティーなどにオードブル用サンドを注文してみたくなりますね.

久しぶりに H子との休日を過ごせて楽しい一日でした.
それに人さまのお家に行くと本人以外に家族にもいますしね,またちがう話ができるので楽しいものです.

次回は,杉野シェフに出会う前に好きだったシェフのケーキをカワイイ猫ちゃんとともに紹介します.


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『村上開新堂』 その壱 [洋菓子]

『村上開新堂』
この名前を初めて聞いたのは 2001 年 母の日
この日は幼なじみ&お母さんと私&
母の 4 人で日頃の感謝を込め
六本木アークヒルズ
『TURANDOT (トゥーランドット)』 へ

これはそのときのデザート,マンゴープリン&ソルベです.
当時ここには杏仁豆腐が 2 種類あってよくテイクアウトしたものです.
いまではテレ朝もなくなり静かで寂しくなりましたが,夜桜スポットとしては素敵な場所ですよ.

そして話を戻して,このとき幼なじみのお母さんが
昔いただいて食べたクッキーがとても美味しかった という話を聞いたのです.
 20 年以上も記憶にあるお菓子というのはとても興味がありましたが,
なにより喜ばせてあげたかったんです.笑顔が幼なじみともどもチャーミングな方なので.
そして私も食べてみたい! となれば探します,私.

そこで行き着いたのが
京都
『村上開新堂』 と東京 『KAISHINDO』
しかし話の記憶からすると東京とふみました.
なぜなら,大企業のお中元やお歳暮に使われるなかなか買えない代物というから.
京都は紹介がなくても購入できるが,東京は紹介がないと買えないのである.
そんな矢先に渡辺真理奈さんがマガジンハウス 『hanako』 のコラムでこのことを記していた.

紹介がないと買えない・・・

このハードルは高かった.
なかなかいないのです,このお店の存在を知る方が.
お店に電話をしてみたら,案の定
「ご紹介がないと購入できません」
の一点張りだった.

よって2001 年は,同じ名前を名乗るのであれば近いものなのだろうと考えて
京都 『村上開新堂』
注文をしました.
しかし,有名なだけあってすぐには手に入らないものでした.
ことにお中元やお歳暮の時期に購入するには2 ~3 か月待ちはあたり前のようです.
家族がいうには,京都に行ってもお店には並んでないとのこと.
お店近辺ではクッキーの香りがするらしいんですけど・・・
そこで家族はロシアケーキを買ってきました.
東京では火曜日に日本橋高島屋に限定 10 箱入ります.午前中で完売します.


そしてその京都 『村上開新堂』 のクッキーはコレ

昔懐かしい味で素朴ですが,これが正真正銘の昔ながらのクッキーの製法で作られたものではなかろうかと思います.
なにしろ香ばしく,大事に焼かれている気持ちがあるクッキーと感じました.
そしてぎっちりいろんな種類のクッキーが詰められています.

包装紙もシンプル(銀色のエジプトの壁画の絵が描いてある)です.

クッキーの入れ物はブリキで釘打ちされているようなレトロな缶です.

けれども真理奈さんのコラムには京都と東京の差が書かれていた.
決定的な違いは紹介の有無もそうだけど,東京はピンクの缶に入っているのである.
そしてクッキーの内容の色合いも違うのである.
その差を私はどうしても知りたくて知りたくて・・・

でも 願えば叶う もの
思わぬところで我が家族,そのチャンスを逃さず得てきたのです?!
ここまで 4 年かかりました.
東京・京都どちらにもいえるのは,大事に焼かれ心がこもっていること.
甲乙はつけがたいです.どちらにもそのよさがあるから.
だからせめてできるのは食べる側も大事に食べさせていただかなければと.
湿気のある時期には買いません.
(
写真をみておわかりでしょう.すぐに食べないと湿気るというのが)
乾燥している冬 12 月に
とあるものとともに購入します.
そのときに 1 年後の予約をするのが楽しみのひとつでもあるのです.
だから東京のは 12 月までおあずけです.
でもでもでもここはクッキーだけじゃない美味がほかにもあるので,いずれ紹介します.

もちろん 2001 年からずっと幼なじみのお母さんに日頃の感謝を込めて渡しています.
毎年チャーミングな笑顔を見られて私も幸せ~な気持ちになります.
本当に感謝しています.ありがとうございます.


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